佐渡「宿根木」でみんな「吉永小百合」気分で写真を撮っていた
2014年 05月 29日
私はこの頃神社仏閣より、人が住んでいたところ、そして今も人が住んでいるところ、つまり集落を歩くのが好きです。
そして、この佐渡はその昔、流人の島でもあったわけです。日蓮上人や順徳上皇などもこの地に流されていたそうです。
ジェットホィルの高速艇で来れば一時間ほどで新潟からついてしまいますが、フェリーでは2時間半もかかります。
流人はさぞ大変な船旅であったでしょう。弥生時代から人が住んでいたと聞きますが、どんな生活だったのかしら?と想像するのも楽しいことです。冬は寒く、大変な生活だったに違いありません。
話がそれてしまいましたが、宿根木は船に関係する人たちの集落です。
船の端材で、建てている家もあります。
この一角だけまったく違う雰囲気があります。
細い路地から路地を歩くわけですが、そこに住んでいた人たちの様子が目に浮かびます。
そして、今も住んでいる人たちは、ちょっと不便だろうなぁと想像します。
JR東日本の「大人の休日倶楽部」のコマーシャルやポスターで有名になったところですが、とても不便なところです。
バスは一日に何本もありません。新潟に行く船の出る両津や寺泊に出る赤泊や直江津に出る小木までたいへんです。
海岸線を通って帰りたいと思っても、一日がかりでも港につきません。JR東日本はJRが通っていないここをなぜえらんだのでしょう。