絵本『けいかくくいき ぶたまるさんがいく』 文マオアキラ 絵さかもとひろかず
2014年 08月 23日
この本はきっとこの絵本に接する子どもばかりではなくて、この本を子どもたちに読み聞かせする人たちも深く考える内容です。
福島の原発の事故に寄って、けいかくくいきに今も残されている動物たちのことを訴えています。ぶたまるさんはけいかくくいきに入って、シェルターを作り、えさをやっているのですが、くにやけんやまちの協力が得られていません。
がんばっているぶたまるさんの活躍と飼い主から離れざるを得なかったイヌやネコたちのことが書かれています。
私のもう一つの犬のブログで以前震災にあった犬のことについてちょっと触れたことがあります。犬より人間が大切という狂信的な人の意見がコメントに入り込んで、不愉快な思いをしました。(拒否、削除したのですが)
楽しいお話ではないけれど、原発のことを知るうえでみんなに読んでもらいたいと思いました。
創風社出版。1138円+税