久しぶりにいい芝居…前進座…「くずーい 屑屋でござい」
2018年 07月 24日
と決めて、すぐ申し込んだ「くずーい屑屋でござい」(古典落語「井戸の茶碗」より)。
この年になると感激することに鈍くなっている。どの芝居を見てもどの映画を見ても感動までいかないことが多い。
ところがたいして期待はしていなかったが、とても面白く、とてもさわやかな気分で劇場を出られた。もともとしっかりした古典落語「井戸の茶碗」だから内容に失敗はない。
何よりよかったのは、舞台と観客が一体になっているところ。
舞台の役者のセリフに客がすぐ反応する。笑いも役者の狙いどおり反応する。
そこがいい。
また小さい子供たちから80代の高齢者の客が一緒に笑い楽しんでいる。
最後フィナーレで挨拶があった。主演の屑屋さんになっている柳生啓介さんの話によると出前寄席で小中高校を回っていて400回公演をしているという。
現役の時代に一年に一度芝居を子どもたちに見せる行事があった。
その担当になると大変。決めないとならない。集金する額に合うものであり子どもたちが満足するものでなければならないのであるが、そういう芝居がとても少ない。
このような芝居に当たればいいのだが、そうはいかないのが現状である。
しかも一人当たりの値段がそれなりに高くなる。
「俺の家、金がないから見ないで教室にいる」
という子どももいたのを忘れることができない。結局次の年芝居教室を取りやめたことがあった。
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