憧れの山上ホテル……で読書。南田幹太作「ぼくの師匠はスーパーロボット」
2021年 06月 03日
コロナが怖くて、満員電車に乗れない。しからば病院の近所のホテルに一泊しよう。
すぐ側に憧れのクラシックな「山の上ホテル」がある。
エッ、高い! でも有名なホテルだから仕方がないか!
川端康成や檀一雄、他にも有名な作家の定宿だったとか。
私は最後の人間ドッグで一泊。まっ、いいか。贅沢をしちゃおう。
久しぶりのよそ行きの服、久しぶりのスニーカーでない靴。
空いている電車の時間帯で、マスクを三重にして出かけた。
「山の上ホテル」のホールに入ると、遠い昔が突然蘇ってきた。
このホテル、一度来たことがある。
このホール、以前見たことがある。
突然、蘇ってきた。
ああ、あの時!
20歳の時。
山本健吉という俳句では有名な人をお迎えに行った。
その頃会社に勤めはじめ、私はロクに大人の人と口を聞けなかった頃。
教科書に出てくるような有名な人が私の前にいる。
どうしよう。……と思ったものだ。
ここで図書館からやっと借りられた南田幹太さんの「ぼくの師匠はスーパーロボット」を読むつもり。
ランチもディナーも敷居が高くて行けなかったのです。天ぷら屋さんも。
で、夜は何を食べたのでしょう?
「ぼくの師匠はスーパーロボット」を読んだ後、お風呂に入ったら、7時半。そうだ食事は!
と思い、急いで外に出ると、お茶の水界隈はもう暗い。お店は閉店。7時40分だというのに。
トホホホホ…コンビニかしかないのかしら?
結局、リンガーハットの焼きそばをテイクアウト。