ごっこなべ
2006年 04月 08日
おたまじゃくしをうんと大きくしたような魚です。
なかなかかわいい顔をしています。
でもうまいとは思えないのですが。
ひっくりかえすと、お腹に吸盤がついています。
いつもは岩にくっていて、不器用に移動しているようですが、冬になると、産卵のために海にぷかぷか浮かんでいるということです。
私は昆虫以外は何でも食べてみる人間なので、買ってきました。
北海道新聞のレシピで鍋にしてみました。
湯通しをしてから、切って、ネギと共に入れ、酒、塩で薄味をつけて、最後になまのりを入れました。
切る前にお湯をかけるというので、熱湯をかけてみると、きゅーんと縮まって、お腹かから、卵がふきだしてきて、まないたいっぱいに広がりました。びっくりしました。
切ったところはちょうど鮟鱇のようでした。
のりがひろがってたまごもひろがって、こくのある、薄味の鍋になりました。
けっこうおいしいし、体があたたまる。
関東ではなかなか見られないのですが、先日某デパートで釧路フェアをやっていたのですが、
一匹1000円で売れ残っていました。(北国より安かった。)
みなさんも一度めしあがってみてはどうでしょう。