苗の里子
2006年 06月 09日
自宅前まで来て、呼び止められる。
「はい?」
わざわざ私を追いかけて来られた畑の先輩。
「きゅうりの苗あげるよ」
「・・・・・もううえるところがない・・・」
「4本ぐらいあげるよ」
「・・・・・ありがとうございます」
先日も別の畑の先輩が、
「ねぎの苗あげるよ」
「・・・・・・(もううえるところがない)・・・・・・ありがとうございます」
NOといえない私。
先輩たちは、手塩にかけた苗は捨てるに忍びない。
そこで、里子に出す。
「それでは深すぎる」「それでは浅すぎる」「そんな植え方では溶けてしまう」
先輩たちは里子に出した苗が気になってたまらない。
私の畑はかくして、ネギだらけ。