試写会「フランシスコの2人の息子」
2007年 02月 28日
家族にとってとても迷惑な父ちゃん、フランシスコではあるけれど、それは大きな愛を持っている父ちゃんでもある。
フランシスコは貧乏な小作人から抜け出すために、子どもにオンボロのラジオから流れる音楽を聴かせて、毎日生卵をむりやりにのませて歌わせて、なけなしのお金をはたいて、楽器を与えて、歌手に仕立て上げる。出したレコードはちっとも売れないときくと、今度は自分の給料を全部はたいて、リクエスト大作戦をして、みごとに一位になって、その後も一位を続けるという映画なのです。
子どもが家族を救うために一生懸命に歌う姿が健気で可愛かった。
とうちゃんが子どものためにひたすら一生懸命なのもほほえましい。
そこに流れる家族の愛情がいいのです。
日本はなんかこの頃世の中の親子関係が変になってきています。
イランの映画やブラジルの映画などを観ると、忘れられてしまった家族の愛を感じることができるのです。人間の大切なものは何かを教えてくれます。
おすすめ作品です。3月17日シャンテシネでロードショ-。