ロシアより愛をこめて「サンクトペテルブルク」の巻 5 ロシア美術館
2007年 06月 01日
日本にも2度ほどきたイヴァン・コンスタンチノヴィッチ・アイバゾフスキーの「第九の怒濤」「大波」の2点がジャーンとでてきたときには、「この美術館の所蔵だったのか」と思い、うれしい気分でした。あらゆる絵の中で私はこの「第九の怒濤」が一番好きで、初めて見たときは涙がこぼれました。日本にきたときも、2回とも見に行きました。思いもよらず、これで3度目のご対面。しかも、同じ画家の「大波」が見られて本当に感激でした。
この絵は「第九の怒濤」よりさらに大きく、色は水色が多く明るい部分が少なかった。波は第九を過ぎるとおさまってくることを現し、生きるために必死で、希望を暗示しています。
静かな中で、しかもカメラは100ルーブル(500円)はらえば、とってもいいのです。日本とちがいますねぇ。